事例2 監視カメラ
監視カメラ
使用製品 |
TSR5930 貫通型4chセパレートタイプスリップリング +端末取付型12ch一体タイプスリップリング |
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使用箇所 | 監視カメラ 可動部 |
サイズ | 外径φ30mm(ブラシ端子台は別)、長さ77.5mm |
課題と解決事例
課題
①電源用の必要電力が比較的高いが制御信号もあり、信号部へのノイズは抑えたい
②コストはできるだけ抑えたい
解決
①ノイズを抑えるため、電力部と信号部の沿面距離を取ることを目的に、電源用スリップリングとその他信号用スリップリングを合体させる構造を選択。
②接点材質を電源用スリップリング・その他信号用スリップリングでそれぞれ別材質を選定することにより、コストを抑えた。
A.電源用スリップリング → カーボンブラシ使用
B.その他信号用スリップリング → 貴金属のワイヤーブラシ使用
ワイヤーブラシの特徴
メンテナンスに関しては、カーボンブラシを使用したスリップリングは主にカーボンブラシの交換で継続使用が可能ですが、ワイヤーブラシは交換使用できず、スリップリングユニットごとの交換となります為、価格的に割高となります。
またスリップリング設置環境に制約がある場合には、カーボンブラシは採用し難く、またシステム上摩耗粉を嫌う環境(クリーンルーム環境など)では使用できません。
今回案件では、上記のメリット・デメリットを考慮し、カーボンブラシスリップリングとワイヤーブラシスリップリングのハイブリットスリップリングを設計・開発しました。
紹介事例は、電源用4chスリップリング+信号用12chスリップリングの組合せ品ですが、各スリップリングは任意の極数への変更(カスタム対応)が可能です。
また小スペース及び摩耗分を嫌う製品をご要望の場合には、ワイヤーブラシのみを使用した電力対応型のスリップリングの提案が可能です。お気軽にご相談ください。